朝晩めっきり冷え込んできた今日この頃、だんだん鍋が恋しい季節になってきた。ところで、最近人気の食材の一つに「トマト」があるが、そうめんのつけ汁やラーメンのスープなどヘルシーで美味しいと評判である。また、温めることで栄養価が増し、旨みが多く、塩分を控えめにしても酸味がカバーしてくれるので、とてもヘルシーな食材として評価が高い。各メーカーもトマト風味の商品を多く出し、食品業界ではちょっとしたブームなのだが、中でもトマトしゃぶしゃぶが今注目されている。
トマトしゃぶしゃぶの定義には色々あるが、トマトジュースをベースにしただしに薄切り肉をくぐらせて食べるものや、鍋の具材にトマトを使うもの、トマトの薄切りをスープにくぐらせて食べるものなど様々である。実際に私が食べたのはトマトのだしに肉をくぐらせるタイプのものだが、トマトの程よい酸味と出汁の風味が肉のうまみを引き立てて、格別に旨い。さらに、そのスープにつけて食べるきし麺が、うまみが凝縮されたスープを吸って、まさに絶品。パスタとはまた違う不思議な感覚だが、この違いも面白い体験であった。
寒くなってくると自宅で鍋をする機会も多いと思うが、トマトを鍋の具材に使うだけでも、いつもとは違った風味になり、とてもおいしい。しゃぶしゃぶに使う肉はどのような種類でも合うし、レタスやキノコなど旬の野菜との相性も抜群である。日によって、味噌仕立てにしても、コンソメベースのスープにバターをおとしたスープにしてもアレンジが楽しめるのでお勧めである。洋風だと思われがちなトマト、実は幅広い料理でおいしく食べられるので、この秋冬の食卓にぜひお勧めしたい。